なぜお酒を飲むと勃たない?「酒とEDの関係」とは

ベッドの中で勃たない…40代50代あるある

女性と「いい感じ」になろうと2人でお酒を飲み、ロマンチックな雰囲気になったところでホテルに誘ったらOKしてもらえた。なのにいざベッドインすると勃(た)たない…。

40代50代になると、このような経験の1つや2つはしているのではないでしょうか。
「あーあ、お酒を飲みすぎるんじゃなかった」と後悔しても後の祭りです。

お酒を飲まないときはしっかり勃起するのに、お酒を飲んでしまうと勃ちが悪くなってしまうことがあります。なぜお酒を飲むと勃起しなくなるのでしょうか。そこには勃起のメカニズムが深く関与していました。

勃起はさまざまな臓器と器官の連携で起きる

勃起とは、ペニス内部の「スポンジ状の部分(海綿体)」が大量の血液を吸い込みパンパンになった状態のことです。
男性が自覚できる勃起はペニス周辺のことだけですが、実は体内ではものすごく複雑なことが起きているのです。さまざまな臓器や器官が働き、連携し合うことで勃起が起きるので、その複雑な歯車が少しでも狂うと勃起しない状態、つまりED(勃起不全)に陥るのです。

エロさは2カ所で感知される

勃起のスタートは、性的興奮です。性的興奮には情動的な刺激と、物理的な刺激に分かれます。俗な言葉を使うと情動的刺激とは「見るエロさ」、物理的刺激は「触られるエロさ」といえます。

情動的刺激は脳の視床下部というところで興奮を感じます。物理的刺激は脊髄中枢で受け取ります。視床下部と脊髄中枢を合わせて、勃起中枢といいます。

エロさのリレーでペニスに血がたまる

勃起中枢は自律神経に性的興奮を伝えます。自律神経は、ペニスの近くにある海綿体神経に性的興奮を伝えます。まさに「エロさのリレー」といえる現象です。

海綿体神経が性的興奮を受け取ると、ペニス内の筋肉(平滑筋)がゆるみ、その結果ペニスに血液を送る動脈が開き、大量の血液がペニスに流入します。ペニスの平滑筋はそれと同時に、ペニスから血液を出す静脈を締めます。
入口(動脈)が開き、出口(静脈)が締まるので、ペニスに血液がたまるというわけです。

お酒で神経がサボり始めてEDになる

お酒に含まれるアルコールは、神経をリラックスさせる効果があります。しかしお酒を飲みすぎて神経がリラックスしすぎてしまうと、次第に神経が働かなくなります。
勃起を引き起こすエロさのリレーは、脳や脊髄や複数の神経が正確に働かないとゴールまでたどり着きません。アルコールでサボり始めた神経ではうまく勃起を導くことができなくなってしまうのです。

これがお酒がEDを引き起こすメカニズムです。

まとめ~ほどほどのお酒は良い性交をもたらしますが

「酒とセックス」は、昔から切っても切れない関係にありました。若いころは性交への強い欲望とペニスの力でお酒による支障に打ち勝つことができましたが、40代を過ぎるとそうもいかなくなります。性交前のアルコールは控えめにしましょう。