ホルモン薬について

更年期を快適に過ごすために、女性ホルモン剤(HRT)を知ろう!

女性ホルモン剤について、ご興味をお持ちでしょうか?ほとんどの女性が経験するといっても過言ではない更年期障害ですが、女性ホルモン剤を服用することで症状が改善されることがあります。
この記事を読み終わる頃には、女性ホルモン剤について知ることができ、更年期障害を快適に過ごす方法を学ぶこともできるでしょう。

女性ホルモン剤は、どんな薬?

女性ホルモン剤は「HRT」と呼ばれており、主に更年期障害の女性に処方されます。
現在日本で保険適用内で処方してもらえる女性ホルモン剤は、内服薬・外用薬・パッチタイプの3種類です。

女性ホルモン剤は子宮がある人と、病気などで子宮を摘出した人とでは処方される薬が変わります。
また子宮がある人でも、閉経後なのか月経があるのかで、薬の種類が変わります。

女性ホルモン剤は、エストロゲンと黄体ホルモンの2種類に分けることができます。
基本的に子宮がある女性はエストロゲンと黄体ホルモンの2種類を服用し、子宮がない女性はエストロゲンだけを服用します。

これはエストロゲンだけを服用すると、子宮ガンを発症する可能性があるためです。
子宮がある女性は黄体ホルモンで子宮ガン発症のリスクを下げ、子宮がない女性はリスクを回避する必要がないため、エストロゲンだけを服用することができるのです。

女性ホルモン剤は、どんな症状に効く?

女性ホルモン剤は、以下の症状に効果を期待することができます。

  • ホットフラッシュ(のぼせ・ほてり・多汗)
  • 抑うつ気分、または抑うつ症状を改善
  • 皮膚のコラーゲンやエラスチンを増やし、肌の張りや潤いを保つ
  • 抗酸化作用がある
  • 血管壁を柔軟にして、心臓血管系疾患のリスクを下げる
  • 過活動膀胱の症状を和らげる
  • ひざやひじ、指の関節などの軟骨の代謝にも効果を期待できる
  • 大腸がんのリスクを下げる

女性ホルモン剤の副作用はある?

【子宮ガン】

先ほども解説したように、女性ホルモン剤である「エストロゲン」には子宮ガン発症を高めるリスクがあります。
ですが、黄体ホルモンを一緒に服用することで、リスクを大幅に下げることができます。

【乳ガン】

乳ガンについても副作用として心配される方がいらっしゃいますが、女性ホルモン剤を長期間に渡って服用した場合のみ、乳ガンのリスクが上がるといわれています。
2〜3年の服用であれば懸念することではありませんが、定期的な検診と医師の診察は必ず受けるようにしましょう。

【心筋梗塞】

心筋梗塞は高齢になってから服用を始めた場合のみ、リスクが引き上がるので、50歳代の方や閉経前後であればそれほど心配の必要はありません。

更年期障害は目に見える病気ではないため、なかなか理解を得られません。
自分ではどうすることもできない場合が多く、ほとんどの女性が通る道です。

女性ホルモン剤には副作用もありますが、上手に付き合うことで更年期障害の症状を軽くすることができます。
子宮の有る無しに関わらず過去の病歴などによっても処方される薬が変わるので、まずは医師に相談してみるのがオススメです。

ここまで女性ホルモン剤についてお話ししてきましたが、最後に以下の3点をご記憶いただけると幸いです。

  • 女性ホルモン剤には、エストロゲンと黄体ホルモンの2種類がある
  • 女性ホルモン剤は更年期障害の症状を、緩和させる効果を期待することができる
  • 子宮ガンは黄体ホルモンと一緒に服用することで、乳ガンは長期間服用しないことでリスクを下げることができる